不用品回収の費用相場はいくら?|トラック・品目別の目安と、トラブルを避ける使い方
引っ越しや大掃除、実家の片付けで出る大量の不用品。自治体の粗大ごみ回収は安い反面、回収日が限られ、指定場所まで自分で運び出す必要があります。一方、民間の不用品回収業者は自宅まで来てくれて当日対応も可能な場合がある反面、料金体系が分かりにくく、「積み込み後に高額な金額を提示された」という料金トラブルが少なくない分野でもあります。国民生活センターも不用品回収の料金トラブルについて繰り返し注意喚起をしています。
このページでは、不用品回収の相場をトラック容量別・品目別に先に提示したうえで、複数社の見積もりをまとめて取れる一括見積もりサービス「ぽいみつ」の仕組みと、申し込む前に知っておいてほしい注意点を正直にまとめました。
先に結論:不用品回収の費用の目安
- 業者にまとめて頼む場合の相場は、軽トラック1台分で15,000〜25,000円、2tトラック1台分で45,000〜70,000円が目安です。品目別では冷蔵庫1台で5,000〜12,000円ほど。
- 自治体の粗大ごみ回収は1点あたり数百円〜2,000円程度と安い一方、回収まで通常1〜2週間以上かかり、運び出しは自分で行います。「少量・日程に余裕 → 自治体」「大量・急ぎ → 業者」が判断の目安です。
- 広告の「基本料金○円〜」には、搬出費・車両費・人件費などが含まれていないことが多いのがこの分野の落とし穴です。必ず「総額」を書面で確定させてから積み込んでください。
- このページで紹介する「ぽいみつ」は、最大5社の一括見積もりサービス。利用・見積もりは無料で、会員登録も不要です。
このページの内容
選択肢の整理|自治体・買取・業者・一括見積もり
- 自治体の粗大ごみ回収:費用は抑えられますが、回収日が決まっていて、品目ごとに申し込みやシール購入が必要な自治体がほとんどです。運び出しは自分で行います。家電リサイクル法の対象品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)は自治体では収集されません。
- リサイクルショップ・買取:状態の良い家具・家電なら買取の対象になる場合があります。大型品の出張買取の可否は店舗によります。
- 不用品回収業者への直接依頼:運び出しから任せられ、希望日時に来てもらえる柔軟さがありますが、料金は業者ごとに幅があります。
- 一括見積もり(ぽいみつ等):複数社の見積もりをまとめて比較できます。
費用の相場|トラック別・品目別の目安
まとまった量を業者に頼む場合、料金はトラックの容量を単位にした「定額パック」で提示されることが多くあります。対応業者10社の調査に基づく公開相場は、次の通りです。
| トラックサイズ | 積載量の目安 | 料金相場(税込) | 想定される荷物量 |
|---|---|---|---|
| 軽トラック | 〜1.5㎥ | 15,000〜25,000円 | 1R〜1Kの片付け |
| 1.5tトラック | 〜3㎥ | 30,000〜45,000円 | 1DK〜2K程度の片付け |
| 2tトラック | 〜5㎥ | 45,000〜70,000円 | 2DK〜3DK程度の片付け |
| 4tトラック | 〜10㎥ | 80,000〜150,000円 | 一軒家や遺品整理など大量処分 |
単品で頼む場合の品目別の目安は次の通りです。
| 品目 | 回収相場(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫(2ドア〜大型) | 5,000〜12,000円 | 家電リサイクル料金+収集運搬費が別途必要な場合あり |
| 洗濯機 | 4,000〜8,000円 | ドラム式は大型扱いで割高になることが多い |
| テレビ(小型〜大型) | 3,000〜7,000円 | リサイクル料金込みの例 |
| ベッドフレーム・ベッド | 3,000〜9,000円 | 解体作業が必要な場合は追加料金が発生することも |
| ソファ(2〜3人掛け) | 4,000〜10,000円 | サイズや材質で価格差がある |
| タンス・食器棚 | 3,000〜9,000円 | 搬出経路により追加料金が発生する場合あり |
| 机・テーブル | 2,000〜6,000円 | ガラス天板は高め |
| 自転車 | 2,000〜4,000円 | 状態により異なる |
※実際の料金は、地域や業者、搬出条件で変わります。
「基本料金」に含まれないことが多い費用
広告で「基本料金○円〜」と安く見えても、実際に依頼すると次のような費用が別途加わることが多くあります。見積もりの際は、これらが総額に含まれているかを必ず確認してください。
- 搬出費:階段作業や、エレベーターが使えない場合の人力搬出の費用
- 車両費:トラックの使用料として別途請求される場合
- 人件費:作業員が増えるごとに上乗せされる費用
- 階段料金/2階以上料金:集合住宅で発生しやすい(目安として1階ごとに500〜1,000円程度とされる例)
- 時間指定料金/即日対応料金:希望条件によって加算。夜間・早朝は基本料金の2割増しになることもある
- リサイクル家電処分費:家電リサイクル法対象品(冷蔵庫・洗濯機など)は別料金になることが多い
- 養生費:壁や床を保護する作業費用(1,000〜3,000円程度の例)
費用の見通し例|2DKの片付けの場合
例:引っ越しに伴う2DKの片付け(家具・家電ひと通り)
相場表では、2DK〜3DK程度の片付けは2tトラック(〜5㎥)で45,000〜70,000円が目安です。ここに、エレベーターのない3階なら階段料金、冷蔵庫・洗濯機があればリサイクル関係の費用が、見積もりの内訳によっては別途加わります。「パック料金45,000円〜」という表示だけを見て予算を組むと、当日に差額が生じやすい構造です。
逆に、処分するものが冷蔵庫と洗濯機の2点だけなら、品目別の相場では合わせて9,000〜20,000円程度が単品回収の見通しになり、自治体回収や販売店の引き取りと比べて選ぶ余地があります。量が少ないほど「トラック1台いくら」のパックは割高になりやすい点も覚えておいてください。
いずれのケースも、最終的な金額は訪問見積もりの総額で判断するのが原則です。次章以降で、一括見積もりを使う場合の進め方と注意点を説明します。
一括見積もりが向いている人・向いていない人
向いている人
- 荷物の量が多く、複数社の総額を比べてから決めたい人
- 引っ越しや退去の期限があり、個別に業者を探す時間がない人
- 見積もりの電話対応に時間を割ける人(申込後は複数社から連絡が来ます)
- 金額だけでなく、許可の有無や内訳の明確さまで自分で確認できる人
向いていない人
- 処分するものが1〜2点だけで急がない人(自治体の粗大ごみ回収の方が安く済む場合が多いです)
- 複数業者からの電話連絡が負担になる人
- 契約条件や許可の確認を省いて、金額だけで即決したい人
ぽいみつとは|仕組みと申し込み前の注意点
ぽいみつは、株式会社ロイド(2007年設立、東京都渋谷区)が運営する不用品回収・片付けの一括見積もりサービスです。申し込み内容をもとに、対応可能な業者から最大5社まで見積もりを取り、比較できます。利用・見積もりは無料、会員登録は不要、全国対応と案内されています。
複数社の見積もりを比べると、同じ荷物でも金額や条件に差が出ることが分かります。その差を見ること自体が、相場感をつかむ手がかりになります。一括見積もりを使う前に知っておきたい注意点は、次の通りです。
申し込む前に知っておいてほしいこと
- 申込後は、最大5社から電話連絡が来ます。対応できるタイミングで申し込んでください。
- 契約は各業者との直接契約です。運営会社は、キャンセル・解約・返金の受付をしていません。
- 作業前に、総額と追加料金の条件を書面で確認してください。
- 一般廃棄物収集運搬業の許可の有無を確認してください。無許可業者に渡した不用品が不法投棄されると、依頼した側も責任を問われる場合があります。
- 自治体の粗大ごみ回収とも比較してください。急がないものは自治体回収の方が安く済みます。
- 積み込み後の金額変更には応じなくて大丈夫です。その場で断れます。金額は作業前に確定させてください。
利用の流れ
- 申し込み:公式サイトから、不用品の内容・量、住所、希望時期などを入力します(会員登録は不要です)。
- 各社から連絡:対応可能な業者から電話連絡が来ます。訪問見積もりの日程を調整します。
- 訪問見積もり・比較:各社の金額・内訳・追加料金の条件・許可の有無を確認し、比べて選びます。
- 契約・作業:選んだ業者と直接契約し、作業・支払いを行います。
見積もり・作業当日の進め方
- 処分するものをリストにしておく。品目とおおよその大きさを書き出しておくと、各社の見積もり条件をそろえて比較できます。写真を撮っておくのも有効です。
- 書類を受け取る。契約書や領収書など、業者名と連絡先、金額の内訳が分かる書類は受け取り、保管しておきましょう。
- 支払いのタイミングを確認する。作業完了後の支払いが一般的です。全額の前払いを求められた場合は、理由を確認し、慎重に判断してください。
見積もり・業者選びチェックリスト
- 一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているか。許可番号や許可証の提示を求められるか
- 見積書に「基本料金」「人件費」「車両費」「リサイクル料」「追加作業料」などの内訳が分かれて書かれているか
- 「搬出費・車両費・人件費は含まれていますか?」と総額を口頭でなく書面で確認したか
- 追加費用が発生する条件(階段・駐車・夜間など)と、その金額の目安が事前に説明されているか
- 損害賠償保険に加入しているか(搬出中に床や壁が傷ついた場合の備え)
- キャンセル料・出張費の条件が契約前に明示されているか
- 同条件で複数社の見積もりを比べているか(相見積もりで「基本料金だけ安い」業者を見分けやすくなります)
- 支払いのタイミングと方法が確認できているか
よくあるトラブルと回避策
積み込み後に高額な金額を提示される
不用品回収の料金トラブルは国民生活センターが繰り返し注意喚起している類型で、報道によれば2024年度の相談件数は2,472件と集計され、相談事例の平均支払額は約21万円とされます。「定額パック」「トラック詰め放題」と広告しながら、積み込み後に高額を請求する手口が典型です。対策は、金額を書面で確定させてから積み込むこと。それだけです。
安い「基本料金」から総額が膨らむ
「基本料金5,000円〜」と見せて、搬出費・車両費・人件費を加算し、最終的に数万円になるケースです。見積もりの段階で「総額はいくらですか」と内訳付きで確認し、見積書をもらうことが防止になります。
キャンセル料・出張費を請求される
想定より高額な見積もりを断ったら、出張費やキャンセル料を請求された、という相談もあります。訪問見積もりの前に、見積もり自体が無料か、断った場合に費用が発生しないかを、申し込みの段階で確認しておきましょう。
無許可業者による不法投棄
環境省も注意喚起している通り、無許可の業者に渡した不用品が不法投棄されると、依頼した側も責任(排出者責任)を問われる可能性があります。「無料で回収します」という宣伝文句だけで選ばないことが大切です。
ぽいみつで最大5社の見積もりを取る(公式サイト)よくある質問
- Q. 不用品回収の費用は結局いくらかかりますか?
- 量と頼み方で決まります。業者にまとめて頼む場合の公開相場は、軽トラック1台分で15,000〜25,000円、2tトラック1台分で45,000〜70,000円が目安です。単品なら冷蔵庫1台で5,000〜12,000円程度。自治体の粗大ごみ回収なら1点数百円〜2,000円程度ですが、運び出しは自分で行い、回収日も選べません。最終的には訪問見積もりの総額で判断してください。
- Q. 一括見積もりの利用は本当に無料ですか?
- 利用・見積もりは無料と公式に案内されています。見積もりを取ったうえで、どの業者にも依頼しないことも可能です。
- Q. 電話がたくさんかかってきませんか?
- 最大5社から連絡が来る仕組みです。煩わしく感じる方もいるため、対応できる時間帯に申し込む、不要になったらその旨を伝える、といった前提で利用してください。
- Q. キャンセルしたいときはどうすればいいですか?
- ぽいみつの運営会社はキャンセル・返金の受付をしていません。契約した業者へ直接連絡してください。契約前の見積もり段階であれば、その旨を各社に伝えてください。
- Q. 当日、見積もりより高い金額を言われたら?
- 金額の変更理由と内訳を確認し、納得できなければ作業前に断ることができます。荷物を積み込んだ後の変更提示は典型的なトラブル事例です。積み込む前に金額を確定させてください。
- Q. 買取もしてもらえますか?
- 業者や品物の状態によっては買取の対象になる場合があります。ただし、買取で回収費が無料になるといったことは決まっていません。見積もりの総額で判断してください。
まとめ
不用品回収は、「量が多い・急ぐ」場合は業者、「少量・急がない」場合は自治体回収が基本の判断軸です。業者に頼む場合は相場表で水準をつかみ、見積もりでは総額と内訳、許可の有無を確認してください。ぽいみつは、最大5社の比較を一度に進められる比較の道具です。
ぽいみつ|まずは無料見積もりで総額を比べる(公式サイト)確認日:2026年10月24日|出典:ぽいみつ 公式サイト(仕組み・利用条件)、粗大ゴミ回収隊「不用品回収・粗大ゴミ処分の料金相場」(対応業者10社の調査による公開データ)、国民生活センターへの相談事例に関する報道(料金トラブルの相談件数等)