シロアリ駆除の費用はいくら?|公式料金1,320円/㎡と相場の比べ方
春から初夏にかけて羽アリを家の中で見かけた、床を歩くと沈むような感覚がある、柱や敷居を叩くと空洞のような音がする。こうした兆候はシロアリ被害のサインである場合があります。シロアリは木材の内部を食べ進めるため、表面からは被害の広がりが分かりにくく、気づいたときには範囲が広がっていることもあります。
このページでは、シロアリ駆除の費用を先に提示したうえで、料金体系が公式に明示されている「シロアリ110番」の料金と一般的な相場の比べ方、具体的な計算例、見積もりで確認すべきチェックリストまでを整理しました。
先に結論:シロアリ駆除の費用の目安
- シロアリ110番の公式料金は1,320円/㎡(税込)。床面積20坪以下は一律88,000円(税込)。
- 一般的な駆除・予防の相場は2,000〜3,000円/㎡の水準。
- 現地調査・見積もりは無料。被害の有無だけの確認から依頼できます。
- 決め手は単価ではなく、施工範囲と保証(最長5年)の中身です。
このページの内容
費用の目安|公式料金と一般相場の対比
シロアリ110番の公式の料金体系は、面積あたりの単価がはっきり示されている点が特徴です。まず公式料金を確認します。
| 項目 | 内容(公式情報・2026年10月時点) |
|---|---|
| 駆除料金 | 1,320円/㎡(税込) |
| 小さい住宅の場合 | 20坪以下は一律88,000円(税込) |
| 保証 | 最長5年保証 |
| 相談・現地調査・見積もり | 無料 |
| 受付・対応 | 24時間365日受付、全国対応 |
| 運営会社 | シェアリングテクノロジー株式会社(東京証券取引所グロース市場上場) |
次に、一般的な相場と並べてみます。シロアリ駆除・予防の単価は、公開されている紹介記事や比較メディアでは2,000〜3,000円/㎡という水準が示されることが多くあります。ただし、各社で施工範囲(床下全体か被害箇所のみか)、薬剤の種類、保証期間の前提が違うため、単価の数字だけを比べても優劣は決まりません。あくまで「水準感」をつかむための対比としてご覧ください。
| 比較項目 | シロアリ110番(公式) | 一般的な相場の目安 |
|---|---|---|
| ㎡単価 | 1,320円/㎡(税込) | 2,000〜3,000円/㎡と紹介されることが多い |
| 20坪(約66㎡)の場合 | 一律88,000円 | 約13万〜20万円(単価×面積の単純計算) |
| 現地調査・見積もり | 無料 | 無料の会社もあれば、有料・条件付きの会社もある |
| 保証 | 最長5年 | 会社により1〜5年程度、または保証なしの場合もある |
※相場は末尾の出典に基づく目安です。前提の異なる数値同士の単純比較はできないため、比較は同じ条件の書面見積もりの総額で。保証の範囲・条件も契約前に書面で確認してください。
計算例|あなたの家の場合はいくら?
公式単価を使った単純計算の例を2つ示します。実際の金額は被害の範囲と建物の構造で変わり、現地調査後の見積もりで確定します。
例1:床面積 約99㎡(約30坪)の住宅
1,320円 × 99㎡ = 130,680円が目安になります。被害が床下全体に及ぶ場合は施工面積が床面積に近づきますが、被害が一部に限られれば施工範囲が絞られ、金額も変わります。
例2:床面積 約50㎡(約15坪)の住宅
単価計算では1,320円 × 50㎡ = 66,000円ですが、20坪以下は一律料金の対象になるため88,000円が目安になります。小さい住宅では「単価×面積」より一律料金の方が高くなる点に注意してください。それでも調査・見積もりは無料なので、実際にいくらになるかは見積もりで確定させてから判断できます。
なお、見積もりの段階では金額だけでなく、次章のチェックリストにある「施工範囲」「保証の中身」まで確認することが大切です。単価が明確なサービスでも、範囲や条件が違えば総額の意味が変わるためです。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 申し込む前に料金体系(単価・一律料金)を把握しておきたい人
- 羽アリや床のきしみなど兆候があり、まず被害の有無だけでも確認したい人
- 保証期間(最長5年)を重視する人
- 地方在住で、全国対応・24時間受付の窓口を使いたい人
向いていない人
- 施工する職人本人と、申し込み段階から直接細かく打ち合わせたい人(加盟店紹介型のため、訪問するのは地域の加盟店です)
- 薬剤の種類や施工方法を自分で細かく指定したい人(提案内容は加盟店の判断に委ねられる部分があります)
- 相見積もりを取るつもりがなく、単価だけで即決したい人(単価比較だけでは条件の違いを見落とします)
利用の流れ
- 相談:電話またはWebから相談します。気になる兆候(羽アリを見た、床のきしみなど)を伝えます。
- 現地調査:担当者が訪問し、床下や木部を点検して被害の有無と範囲を確認します。
- 見積もり:調査結果をもとに、施工範囲と金額が提示されます。総額・追加料金の条件・保証内容を書面で確認してください。
- 施工:薬剤処理などの駆除・予防施工を行います。住みながら施工できることが多いとされますが、当日の過ごし方は事前に確認しましょう。
- 保証:保証書の発行など、保証の取り扱いを確認します。再発時の対応範囲もこの時点で確認しておきましょう。
見積もりチェックリスト
見積もりを受け取ったら、契約の前に次の項目を確認してください。口頭の説明だけで進めず、書面(見積書・契約書)に書かれているかがポイントです。
- 施工範囲(床下全体か、被害箇所の周辺か)が見積書に明記されているか
- 今回の施工に「駆除」と「予防」の両方が含まれているか
- 保証の期間だけでなく、再発時にどこまで無償対応か(範囲・条件)が書面で確認できるか
- 追加料金が発生する条件(床下点検口の新設、腐食した木部の補修など)が明示されているか
- 提示額が「総額」か、ほかに別途費用の項目が残っていないか
- 薬剤の種類と、小さな子どもやペットがいる場合の配慮事項の説明があったか
- 見積もりの有効期限と、契約しなかった場合に費用が発生しないか
よくあるトラブルと回避策
不安をあおる訪問営業で即決してしまう
「近所で工事をしていて気づいた」「このままだと家が倒れる」などと不安をあおり、その場で契約を迫る手口は、住宅リフォーム全般で国民生活センターが繰り返し注意喚起している類型です。床下は自分で確認しにくい場所だからこそ、訪問営業の話だけで決めず、調査と見積もりを複数社で比べてから判断してください。
安い単価に釣られ、範囲外の追加請求を受ける
入口の単価が安く見えても、施工範囲が狭ければ追加の施工を勧められ、総額が膨らむことがあります。「この単価でどこまで含まれるのか」を見積もりの段階で書面に落とすことが回避策です。
保証の中身を理解しないまま契約する
「5年保証」という言葉だけを見て契約し、再発時に「その箇所は対象外だった」と分かるケースがあります。保証の対象範囲・条件・定期点検の要否は、契約前に保証書のひな型や契約書面で確認してください。
施工品質にばらつきがある
加盟店紹介型のサービスでは、実際の施工は地域の加盟店が行うため、対応や仕上がりに差が出る場合があります。施工内容を書面で残し、保証書を受け取ることで、万一の際の窓口と根拠を確保しておきましょう。
シロアリ110番の仕組みと注意点
シロアリ110番は、シェアリングテクノロジー株式会社(東京証券取引所グロース市場上場)が運営する、消費者と地域の専門業者(加盟店)をつなぐ紹介サービスです。自社施工ではなく加盟店紹介型である点は、申し込み前に理解しておいてください。運営会社のIR資料では、運営サービス全体のお客さまクレーム率(約0.20%、2025年9月期第1四半期)が開示されています。ただしこれは運営サービス合算の数値で、シロアリ110番単体の数値ではありません。
申し込み前に確認しておくこと
- 実作業は地域の加盟店が行います。対応の仕方には地域や加盟店によって差が出る場合があります。
- 契約前に書面で総額を確認してください。単価が明確でも、施工範囲や建物の状態によって総額は変わります。追加工事が必要になる条件も含め、見積書の内容を確認してから契約しましょう。
- 保証の範囲と条件を確認してください。「最長5年保証」は、期間だけでなく、再発時にどこまで無償対応か、定期点検の要否などの条件によって内容が変わります。
- 慌てて決めないこと。現地調査・見積もりは無料です。他社の見積もりと比較してから決めても遅くはありません。
被害のサインをチェックする
- 春〜初夏に、羽のついたアリのような虫を家の中や庭で見かけた
- 床を歩くと沈む・きしむ場所がある、畳やフローリングが柔らかく感じる
- 柱や敷居、ドア枠を叩くと、空洞のような軽い音がする
- 庭の木杭やウッドデッキ、玄関まわりに土でできた筋状の跡(蟻道)がある
- 浴室や洗面所など水まわりの木部が変色・劣化している
こうしたサインがあっても、すぐにシロアリ被害と決まるわけではありません。一方で、シロアリは木の内部を食べて進むため、外から見える変化が小さいまま被害が広がることもあります。種類によって生態や被害の広がり方も異なるため、判断は現地調査に委ねるのが確実です。
駆除と予防の違い
シロアリ対策には、今いるシロアリを処理する「駆除」と、侵入を防ぐ薬剤の層を作る「予防」があります。実際の施工では両方を組み合わせることが多く、保証の対象や期間は、施工内容によって変わります。見積もりの際は、今回の施工が駆除と予防のどちらを含むのか、保証がどこまでを対象にするのかを確認しておきましょう。新築時や過去の予防施工から年数が経っている住宅では、被害がなくても予防の相談をされる方もいます。
よくある質問
- Q. シロアリ駆除の費用は結局いくらかかりますか?
- 住宅の床面積と施工範囲で決まります。シロアリ110番の公式単価(1,320円/㎡、20坪以下は一律88,000円)で単純計算すると、30坪で約13万円が目安です。一般的な相場は2,000〜3,000円/㎡と紹介されることが多い水準ですが、前提条件が会社ごとに異なるため、最終的には書面の見積もり総額で比べてください。
- Q. 被害があるか分からなくても調査を頼めますか?
- はい。現地調査・見積もりは無料と公式に案内されています。兆候が気になる段階で調査を受け、被害の有無を確認してから施工を検討できます。
- Q. 見積もり後に金額が変わることはありますか?
- 施工範囲が見積もり時の想定と変われば、金額が変わる可能性はあります。追加料金が発生する条件を、契約前に書面で確認しておくことが大切です。
- Q. 住みながら施工できますか?
- 一般に床下中心の施工であれば住みながらの対応が多いとされますが、施工方法や薬剤によって異なります。小さなお子さんやペットがいるご家庭は、事前に施工内容と当日の過ごし方を確認してください。
- Q. 保証期間内に再発したらどうなりますか?
- 保証の条件に従って対応されます。基準は契約書と保証書の内容です。
- Q. 調査では家のどこを見ますか?
- 床下を中心に、柱や敷居などの木部、水まわりの状態を確認します。床下点検口がない住宅の場合は、調査の進め方を申し込み時に確認しておきましょう。
まとめ
シロアリ駆除の費用は、「単価×施工範囲」で決まります。シロアリ110番は単価と一律料金が公式に明示され、調査・見積もりが無料のため、被害の有無の確認から始めやすいサービスです。ただし、単価の比較だけで決めず、施工範囲と保証の中身を書面で確認し、できれば相見積もりで総額を比べてから契約してください。
シロアリ110番|まずは無料の現地調査から(公式サイト)確認日:2026年10月24日|出典:シロアリ110番 公式サイト(料金・保証・対応内容)、紹介記事・比較メディアの相場情報、ミツモアの地域別実績データ(直近2年間の見積もり料金より算出)